01 Jun 2020

便利な時代が、人を退化させる

今日から6月。

ようやくコロナウイルスからの解放。

私は、2008年から、自力で生きる為に里山暮らしを計画してきたが、
あの時の東京はまだまだ発展中だった。私が都会に冷め切っていた頃、都会がイケテル感はこれまで以上に加速していた。

しかし、ようやく時がきた。

世界的に、自宅自粛なんて、こんな形で都会のイケテル感が、娯楽施設が、金儲けが、強制終了なんてね。本当に何が起こるか分からない。

全てを強制的にストップされたとき、あなたは何に気づきましたか?

当たり前の事が出来なくなると、何に、幸せを感じますか?

家族が居たことに、改めて感謝しましたか? まあ、家族と居ると鬱陶しいと感じた人も居たでしょうけど笑。
そんな人は、家族を解散するのも良いかもしれません。本当に大事な事が見えてくるから。

里山で生活する人達は、普段となんら変わらず、農作業や草刈り、家の管理、家族との交流はいつも通り賑やか。近所との交流も普段通り。

家庭内で、料理する事が増えたであろうことは、大変素晴らしい!!

仕事も、リモートワークになり、銀座や六本木にオフィスを置く必要もない。

そう、以前は、オシャレな街で仕事をする事がステイタス。

今は、それらが何の意味も無くなったと言うことは明らかである。

だからこそ! 

今こそ!

半農半X  なのです。

人は生きる為に、食べる。

自分の食べ物は、自分で作る。

添加物の無いもの、食べ物や飲み物に、保存料は本来必要ないもの。

今はいいけど、この添加物が何十年後に何らかの形で身体に影響するだろう。

既にインスタントが当たり前になってから生まれて来た人は、是非、爺ちゃんや婆ちゃんから、昔暮らしを聞いて欲しい。
60代までは、昔暮らしをしっかりしてきた人達が多い。
本当は、インタビューするなら80代前後以上が一番好ましい。
現代人は、この時代の人と交流する必要が大あり!!
高齢者は凄い経験を沢山しています。

この先人達の話を聞いていると、

「便利な時代が、人を退化させる。」

同じ人間として、生活能力の違いに愕然とする。

不便な暮らしこそ、人が健康に健脚に、パワフルに生きていけるのである。

そして、ぴんぴん生きて、生き抜いて、

ころっと死ぬ。

「ぴんぴんころり」の生き方が、一番の理想。

ちょっと話が飛びすぎた。

文明開化も、研究に研究を重ねた成果だから、素晴らしい事だが、

加速しすぎて、それに頼りすぎると、また今回のコロナウイルスみたいに、なんらかの形で、強制終了が来ます。そして災害も来ます。

もう、100%便利をやめて、

50%便利 50%不便に 変えていったほうが、いいですよ。

せめて、食事くらいは、自炊を目指して!

一人で作るのが大変なら、家族と作ればいい。料理は老若男女関係ないのだから。

私は小学生の時から、スーパーで買い物、お料理、しつけられました。

かといって、料理は得意ではない。

りんごの皮剥きは、得意でした。

いつも浦和駅前のイトーヨーカ堂で、鶏肉の胸肉とモモ肉、合い挽き肉の種類が分からず、小学生の小さい身体で、主婦のように悩んでいた。あの時、大人はどんな目で私をみていたのだろう。。。

そういえば、今、子供が買い物している姿を見たことがない。

おかあちゃん、素晴らしい教育、ありがとう。

「よしの農林業週末塾」は、月1回の週末講座です。
奈良県吉野郡にある、標高500mの山奥で、農業体験・林業体験をやってます。

「日本の里山」を学びたい方は、是非、農林業週末塾へお越し下さい。

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